2019/12/08

Onyx BOOX Note2を買ってみた

 最近読書をする余裕ができてきたので、買ったまま積んでいた本(紙、電子書籍共々)や控えていた本を購入してようやくボチボチと読み始めた。

 電子書籍はAmazon Kindleで主として購入し、小説等の文字主体の書籍はAmazon Kindle Paperwhiteで、コミックや雑誌やムック等はASUS ZenPad 3 8.0 (Z581KL)で読んでいた。どうせならAmazon Kindle Paperwhiteで一括したいところが、漫画や雑誌系となると、縦画面だと1ページしか閲覧できなくて見開きページが読みにくいし、横画面で閲覧しようとなると6インチでは細かくなってとても読みづらい。ASUS ZenPad 3 8.0 (Z581KL)は7.9インチで高精細なので横画面でも細かいところまでかなり綺麗に表示できるが、もうちょっと大きな画面で見たいと思えてきた(それなら手持ちのパソコンで見れば良いだけの話ではある)が、Amazon Kindle Paperwhiteの上位版Amazon Kindle Oasisでも7.8インチサイズしかない。
 それじゃあ以前インターネット記事でチラッと見掛けたAndroid搭載汎用電子ペーパー(E Ink)タブレットなら、Amazon Kindleだけでなく他の電子書籍サービスも使えそうだしどうだろうかと探すと、Onyx(文石科技) BOOXシリーズかboyue(博阅科技) Likebookシリーズのほぼ2択となった。

 BOOXとLikebookのスペックはこれまではどちらも同等クラスであったが、近頃BOOXの方があのQualcomm SnapdragonやAndroid 9.0を搭載したモデルを投入し始めており若干先行しているようだ。しかし各々のレビュー記事を斜め読みしてみると、LikebookもまたBOOXに無いモノ(例えばLikebookにはSDカードスロットを搭載)を持っていたり、動作安定性とかなかなか拮抗しており一長一短といった感じ。価格面では後追いのLikebookの方が若干安価ではあるが、どちらも7.8インチクラスで3~4万円程度、その上位10.3インチクラスは5~6万円弱程度(更に最上位13.2インチだと9万円程度と跳ね上がる)。どちらにしても所謂中華タブレット(失礼)なのでそこまで気軽に買えるという価格でもなく少々勇気が要る。素直に一般的な大画面タブレット端末を買う方が安上がりではあるのだが…。

 そうこう迷った挙句に私が選んだのは、8インチクラスより10インチクラスそして現在最新モデルのBOOX Note2であった。

Onyx BOOX Note2 vs boyue Likebook Alita スペック比較
  Onyx BOOX Note2 boyue Likebook Alita
発売月 2019年11月 2019年8月
SoC Qualcomm MSM8953
(Snapdragon 625)
(8 Cores, 2.0GHz)
Rockchip RK3368
(8 Cores, 1.5GHz)
OS Android 9.0 (Pie) Android 6.0 (Marshmallow)
※ Android 8.0 (Oreo) アップデート予定
メモリ (RAM) 4GB (LPDDR3)
ディスプレイ 10.3インチ HD Mobius Carta Flexible Screen (1872×1404, 226dpi)
内蔵ストレージ 64GB 32GB
USB USB Type-C (OTG)
ヘッドフォン端子 なし (USB Type-C) 3.5mm ステレオミニジャック
ワイヤレスLAN IEEE 802.11a/b/g/n/ac IEEE 802.11b/g/n
Bluetooth Version 4.1
内蔵スピーカー ステレオ
microSDカードスロット なし あり (SDHC/SDXC対応, 128GBまで)
バッテリー リチウムイオンポリマー 4300mAh
本体サイズ 249.5mm × 177.8mm × 7.1mm 252mm × 177mm × 8mm
重量 378g 394g
 

開封そして起動

 BOOX Note2はB5サイズでA5サイズ相当の10.3インチパネルで、OSはAndroid 9.0。これまでのBOOX、Likebook共にAndroid 6.0が主流だったのに大幅な飛躍。一応両社どちらも旧機種のOSをバージョンアップさせる予定があるとの情報があるが果たして…それはさておき、SoCはQualcomm Snapdragon 625。こちらもそれぞれRockchip RK3368が主流だったのがメジャーなSoCを採用して一気に飛躍。
 ワコム製で電池不要のデジタイザー機能付きスタイラスペンが付属する。後ろ側も専用アプリでは消しゴムとして機能する。勿論スタイラスペンを使わずとも指で操作できるし、パームリダクション機能も搭載。


▲ BOOX Shop(中国)から購入したが背面にはきちんと技適マークもある。

 BOOX Note2の電源を入れさあいじり倒そうとするが、「Google開発者サービス」から「端末が認証されていないのでやれ」という趣旨の通知が消しても消しても何度も繰り返し五月蠅く鳴りまくる(初期状態の通知音量がかなり大きい)。
 初期段階ではBOOX端末自体がGoogleに認定されていない為に、Google関連の機能やアプリが封印状態となっていて利用できないが、各自で認証を受ければ封印を解除できる。
 封印状態ではGoogle Playストアも使えない訳だが、それなら他のアプリストアサイトを利用するか、「BOOXストア」というBOOXシリーズ独自のアプリストアが用意されている。ここにもいくつかの大手電子書籍ストア等のアプリが掲載されていているが、これらも「インターネットから研究目的で収集された」アプリと堂々と宣言していて公式配布ではないようだしバージョンも古かったりする。それ以前に(現時点では)掲載量も少ないので利用価値は殆ど無い。


▲ BOOXでは必要不可欠ともいえるナビボール。

 BOOXシリーズでは、Androidでお馴染みの画面下部にあるナビゲーションキー「戻る」「ホーム」「タスク(アプリ履歴)」が表示されていない(一応通知領域に統合されているのだがちと面倒)。その代わり「ナビボール」と呼ばれるボタンが(有効にしている限り)ほぼ常時表示されている。ナビボールをタップすると「戻る」「音量」「現在開いているアプリの設定」「タスク切り替え」「電源」等のショートカットが展開される。ボタン割り振りはカスタマイズ可能で、ナビボールをダブルタップするとホームへ戻る。また、アプリのボタンやソフトウェアキーボード等と被ってしまい邪魔な場合はドラッグすれば任意に場所を動かせる。

 ただでさえ電子ペーパーディスプレイで省電力であるが、本機には内蔵カメラやNFC、GPSやジャイロ等の余計なセンサー類は一切搭載していない非常に潔くて省エネなハードウェア構成。必要に応じて通知領域から画面の向きを手動で切り替える必要があり、通常はたとえ横画面強制アプリでも自動回転せず縦画面で表示されたりする(ただし画面が縦に伸びてしまう訳ではない)のは良くも悪くもではあるが、画面の回転を自動で支援してくれるアプリを用意すれば問題は無い。

メイン画面

 BOOXシリーズでは、一般的なスマートフォンやタブレットで見慣れたお馴染みのAndroidホーム画面ではなく独自のホーム画面で、壁紙やウィジェットは使えない。
 とりあえず左にあるタブを順に切り替えてみる。

 [書棚]は端末内にあるPDFやEPub等、後述の内蔵ドキュメントリーダーアプリが対応しているドキュメントファイルが陳列される。
 [書店]は中国の京东(JD.com)という、日本でいうところの楽天みたいな会社が運営している「JDRead」という電子書籍ショップで、日本語の書籍はラインナップされていない。不要なら「設定」にて無効にする事ができるが、単に使えなくなるだけでタブが消える訳でも無い…なんとかしてくれないのかな。


▲ 手持ちのドキュメントファイルが一覧される[書棚]。

▲ 不要なら邪魔な存在[書店]。

 [ノート]は手書きメモアプリで後述するとして、[保管庫]はファイルマネージャーで基本的な機能は抑えてある。
 [アプリ]は言わずもがな、インストールされた各アプリケーションを起動する。


▲ [保管庫]は所謂ファイルマネージャー。

▲ [アプリ]からインストールしたアプリを起動できる。

 [設定]から直接アクセスできる設定項目は少ないが、『Shortcut Creator』等の(システム設定へもアクセス可能な)ショートカット作成アプリを利用すれば、[開発者向けオプション]を含めて隠された深い設定項目にもアクセス可能となる。ただし電子ペーパーというただでさえ特殊なハードウェア構成なので、弄ったところで効果は殆ど無い。


▲ 超基本的な設定のみで深い設定項目はないが、裏技を使って設定を弄っても意味は無い。

▲ 各種アカウント連携しておけば[ノート]や[メモ]で作成されたファイルがクラウドストレージへアップロードされる(詳しくは後述)。

画面比較

 とりあえず手持ちのタブレット端末を並べて(雑ではあるが)画面比較してみた。

<縦画面>


▲ 左からBOOX Note2(10.3インチ)、ZenPad 3 8.0 (Z581KL)(7.9インチ)、Kindle Paperwhite (2013, 第5世代)(6インチ)

※ 麻宮騎亜 『聖獣伝承ダークエンジェル (1)』 (Amazon Kindle)

<横画面・見開き>


▲ 上からKindle Paperwhite (2013, 第5世代)、ZenPad 3 8.0 (Z581KL)、BOOX Note2。流石に6インチのKindle Paperwhiteではツラい。

※ 麻宮騎亜 『聖獣伝承ダークエンジェル (2)』 (Amazon Kindle)

<見開き一コマ拡大>


▲ 上からZenPad 3 8.0 (Z581KL)、BOOX Note2。

▲ ZenPad 3 8.0 (Z581KL)。画面は小さくとも細かいルビ等もくっきりと表示。

▲ BOOX Note2は電子ペーパーだし227dpiのせいもあって若干粗いが10.3インチのおかげで充分読める。

※ 衣谷遊 『悠久の風伝説 『ファイナルファンタジーIII』より (1)』 (ebookjapan)

<雑誌>


▲ 上からZenPad 3 8.0 (Z581KL)、BOOX Note2。

※ 『週刊ファミ通 2019年3月21日号』 (BOOK☆WAKER)

<小説>
『読書尚友』を使用・上からZenPad 3 8.0 (Z581KL)、BOOX Note2。


▲ 文字サイズはデフォルトの「20」で横画面。

▲ 文字サイズは最大の「48」で横画面。

▲ 文字サイズは最大の「48」で縦画面。

▲ 文字サイズは最小の「10」で横画面。

▲ 文字サイズは最小の「10」で縦画面。

※ 江戸川乱歩 『目羅博士の不思議な犯罪』 (青空文庫)

画面表示モード切り替え

 BOOXシリーズでもLikebookシリーズでも、通知領域に「表示モード(リフレッシュモード)切り替え」スイッチがあり、それを切り替える事によって画面表示を粗くして描画スピードを上げる事ができる。BOOX Note2では「通常モード」「高速モード」「A2(2階調表示)モード」「Xモード」の4つがあり、順に描画スピードが向上する代わりに画像が荒れる(スクリーンショットキャプチャーでは「高速」「A2」共に「通常」と同画質となる)。「Xモード」は初期ゲームボーイのような点描感で不鮮明になるが、動画もなんとか視聴できるし、「通常モード」ではウェブブラウザ等でスクロールすると画面がグチャグチャになって読めなくなってしまう(事がある)のが解消されるといった非常に便利なモード。


▲ 通常モード。

▲ 高速モード。

▲ A2モード。ヨルハA型二号ではない(お約束)。

▲ Xモード。

※ 美樹本晴彦 『機動戦士ガンダム エコール・デュ・シエル (3)』 (Amazon Kindle)

Xモードでゲーム

 Xモードでゲームはどうかと、試しに『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』を起動してみる。
 流石に音楽ゲーム部分はどうやってもタイミングが合わなくてまともにプレイ(=クリア)できないが、その他のガチャやコミュ等の作業やMV鑑賞(Xモードでも60fpsや30fps出る訳が無いので滑らかとはいかずとも)は、下のスクリーンショットを載せたがそれなりに観れる。ちなみにスクリーンショットには電子ペーパー特有のゴーストが映らないので常にここまで綺麗に見えるという訳では無いが、実際そこまで気にもならずに鑑賞できる。
 という事は画面の動きが少ない非アクションゲームなら快適に遊べるモノもあるだろうが、そもそもこんな機種で本格的にゲームやろうなんて奇特なヤツはいないよね。にしてもまさかここまでできるとは予想以上に凄くて驚いたBOOX Note2!!


▲ スクリーンショットには反映されないが「通常モード」では頻繁に乱れながらも予想以上に頑張って描画してくれる。

▲ Xモードなら画面は粗いがなかなか普通に鑑賞できる。
© BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

▲ 『イースI クロニクル』。まあなんとか遊べる…か?
© Nihon Falcom Corporation. All rights reserved. Ported on iOS and Android by DotEmu

▲ 『ファイアーエムブレム ヒーローズ』。
© 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

▲ モノクロ電子ペーパーだしせっかくなのでゲームボーイエミュレータなぞ入れてみたり…(画面は『GBC.emu』)。
© Nintendo

▲ 『D×2 真・女神転生 リベレーション』。マシンパワーもあるので普通に動くがモノクロでよく判らん(笑)。
© SEGA / © ATLUS

▲ ビジュアルノベル『去人たち』(画面は『~II』)。どの画面モードにしても真っ暗で文字すら読めず…。
(右はZenPad 3 8.0 (Z581KL)での画面)
© K2Cee 2016

▲ 当然動画も視聴できます。一応ね。

手書きノートアプリ

 付属のスタイラスペンはこの為にある、BOOX端末に組み込まれている手書きノートアプリ『Note』(そのまんま)。
 作成したノートはPNGまたはPDFファイルで出力できる他、[設定][アカウント管理]からYoudao、Evernote、Dropbox、OneNoteとアカウント連携させておけばPDF形式でそれぞれのクラウドストレージへ自動的にバックアップされる。


▲ スラスラ書けて気持ち良い。

 …そういえば手書きメモと言えばふと思い出した『OneNote』を試してみたが、『Note』に比べればペンの反応は若干鈍いがそれなりに使えるレベル。まあ個人的にはOneNoteはEvernoteに比べると機能に若干のクセがあるので正直あまり好きではないのだが、マイクロソフトアカウントさえあれば無料で使えるし。

 あと、他所の旧機種レビューに倣って、ワコム製の手書きメモアプリ『Inkspace』を試用してみるが、『Note』とは異なり通常描画モードではペンの反応が鈍いが、描画モードを「Xモード」に変える事で(画面ノイズは増えるが)ペンにそこそこ追随してくる。ネットで斜め読みした旧機種のレビューでは動作が重くて使い物にならないとまで酷評されていたが、これもSoCとXモードの恩恵なのだろうか。


▲ 『OneNote』描いた内容がリアルタイムで反映されてこりゃ面白い!(今更かよ)
 
▲ 『Incspace』は既に活用している人以外は普段使いする価値は無いかな。

ドキュメントリーダーアプリ

 そしてもう一つ、BOOXの根幹となるドキュメントリーダーアプリ『NeoReader』。
 横画面で2ページ見開きにできる他、画面を分割して各種ドキュメントを参照しながらメモを取る事もできる(当然このメモもクラウドストレージへ自動バックアップされる)。マージンを自動でカットする機能や“しおり”機能等、必要な機能は揃っているし、動作も軽快で使い勝手は良い。
 ちなみに先述の『Note』や『NeoReader』はファームウェアに組み込まれているので、これらのアップデートはファームウェアと共に行われる。


▲ 2ページ見開き表示したり、はたまたメモしながら読めたり良い感じ。

※ ブラッド・キング / ジョン・ボーランド(著)、平松徹(訳) 『ダンジョンズ&ドリーマーズ -ネットゲームコミュニティの誕生-』

デフォルトブラウザ

 デフォルトブラウザはAndroid標準搭載のブラウザだが、行スクロールや拡大縮小ができるコントローラーが表示される。ちょっとした用途でしかブラウジングしないならこれだけでも良いが、やはりGoogle Chrome等の設定やブックマークの同期ができるブラウザアプリを用意した方が便利ではある。但しこのデフォルトブラウザはアンインストールや無効化はできない。


▲ 左下にコントローラーが表示されるが、無いと困るというものでもなかったりする。

音楽再生

 ステレオスピーカーを搭載、イコライザーは標準搭載されていないが音質も意外と悪くないので音楽やradikoも充分聴ける。ステレオミニジャックは無いのでヘッドフォンやイヤフォンはUSB Type-CかBluetoothで。

 
▲ radikoや音楽もイケるんです!

ベンチマークテスト

 さて、いつものようにベンチマークテストをやってみる。

Antutu Benchmark Ver.8.0.5-OB
  Onyx BOOX Note2 ASUS ZenPad 3 8.0
(Z581KL)
Total 91199 104317
CPU 35977 41668
CPU 数学演算 6413 10633
CPU 共通アルゴリズム 5498 8569
CPU マルチコア 24066 22466
GPU 10693 21109
Terracotta - Vulkan 1108 1794
Coastline - Vulkan 3537 8149
Refinery - OpenGL ES3.1+AEP 6048 11166
MEM 26663 27356
RAMアクセス 13936 18393
ROM APP IO 2814 2300
ROMシーケンシャル読み込み 4284 3705
ROMシーケンシャル書き込み 3240 1544
ROMランダムアクセス 2389 1414
UX 17866 14184
データセキュリティ 4322 4786
データ処理 4906 5521
画像処理 1355 3871
ユーザーエクスペリエンス 7283 6
 
PassMark PerformanceTest Mobile 3.0.1000 Beta
  Onyx BOOX Note2 ASUS ZenPad 3 8.0
(Z581KL)
System 4251 5341
CPU Tests 9294 7588
Integer Math 25748 MOps/Sec. 14026 MOps/Sec.
Floating Point Math 3832 MOps/Sec. 2935 MOps/Sec.
Find Prime Numbers 5.62 Million Primes/Sec. 6.56 Million Primes/Sec.
Random String Sorting 8.15 Million Strings/Sec. 4.54 Million Strings/Sec.
Data Encryption 551 MBytes/Sec. 328 MBytes/Sec.
Data Compression 2.73 MBytes/Sec. 2.49 MBytes/Sec.
Single Thread 1127 MOps/Sec. 1338 MOps/Sec.
Cross-Platform Mark 15013 10495
Memory Tests 6459 8707
Database Operations 35.8 KOps/Sec. 29.6 KOps/Sec.
Memory Read Cached 1021 MBytes/Sec. 1242 MBytes/Sec.
Memory Read Uncached 956 MBytes/Sec. 1184 MBytes/Sec.
Memory White 1044 MBytes/Sec. 753 MBytes/Sec.
Memory Latency 164 ns 97.1 ns
Memory Threaded 5595 MBytes/Sec. 4619 MBytes/Sec.
Disk Tests 52565 25422
Internal Storage Read 49.1 MBytes/Sec. 38.5 MBytes/Sec.
Internal Storage White 64.1 MBytes/Sec. 15.9 MBytes/Sec.
External Storage Read 47.8 MBytes/Sec. 48.2 MBytes/Sec.
External Storage White 76.0 MBytes/Sec. 21.9 MBytes/Sec.
2D Graphics Tests 2706 5040
Solid Vectors 8462 Vectors/Sec. 12370 Vectors/Sec.
Transparent Vectors 4270 Vectors/Sec. 8320 Vectors/Sec.
Complex Vectors 122 Complex Vectors/Sec. 131 Complex Vectors/Sec.
Image Rendering 774 Images/Sec. 2096 Images/Sec.
Image Filters 32.8 Filters/Sec. 34.9 Filters/Sec.
3D Graphics Tests 1355 1837
Simple Test 29.5 Frames/Sec. 26.2 Frames/Sec.
Complex Test 33.1 Frames/Sec. 43.4 Frames/Sec.
OpenGL ES using Unity 4.52 Frames/Sec. 6.14 Frames/Sec.
 
Geekbench 5.0.3
  Onyx BOOX Note2 ASUS ZenPad 3 8.0
(Z581KL)
SoC Qualcomm MSM8953
(Snapdragon 625)
2.0GHz 8Core 64bit
Qualcomm MSM8956
(Snapdragon 650)
1.4GHz 6Core 64bit
Single-core Score 176
詳細(Geekbench Browser)
268
詳細(Geekbench Browser)
Multi-core Score 1062
詳細(Geekbench Browser)
730
詳細(Geekbench Browser)
Compute Score
(OpenCL)
273
詳細(Geekbench Browser)
366
詳細(Geekbench Browser)
Compute Score
(Vulkan)
N/A N/A

 旧機種は触ったことが無いので分からないのだが、やはりQualcomm Snapdragon 625のお陰か、一般的なスマートフォンやタブレット端末と遜色無く非常に軽快に(画面描画以外は)動作してくれるし、汎用電子書籍リーダーだけでなくメモパッドとしても使えるので、予想以上に便利な端末である。ファームウェアアップデートも随時行われているので長く使えそう。…無効にしても除去できない[書店]タブだけは残念至極で何とかして頂きたいものだが。
 Amazon KindleやRakuten Koboで専用の電子ペーパー端末を買うのも悪くはないが、ちと高価だがより大画面で、なにしろ数ある電子書籍ストアを併用できる、非常に重宝する贅沢な汎用電子ペーパータブレットを持ってみるのもいかがだろうか。

Onyx BOOX Note2

  • メーカー:Onyx
  • 発売日:2019/11/1
 

boyue Likebook Alita (日本正規代理店販売)

  • メーカー:boyue
  • 発売日:2019/08
 

boyue Likebook Alita

  • メーカー:boyue
  • 発売日:2019/08
 

<関連サイト>
BOOX 公式サイト
BOOX Shop – The Official BOOX Store SKT 株式会社

深圳市博阅科技股份有限公司 (boyue)
デントオンラインショップ

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(2020年12月6日 記事修正)
(2020年12月19日 記事修正)
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(2021年2月8日 記事修正)