2009/10/18

SANKYO presents MACROSS CROSSOVER Live A.D.2009×45×59 @Makuhari Messe 2日目(最終日)

 今日は『SANKYO presents MACROSS CROSSOVER Live A.D.2009×45×59 @Makuhari Messe』の2日目へ行ってきた。…のだがしかし。
 はいはい。お分かりですね。今回もあまり良い感想じゃないので、熱心なファンは読まないで下さい。

 正直な結論を書くとガッカリした。

 とりあえず最初に書いちゃうと、今回のライブの主役は飯島真理氏とFIRE BOMBER(福山芳樹氏、チエ・カジウラ氏)であって、May'n氏(以下、部長)と中島愛氏(以下、まめぐ)は前座だったじゃねーか。…というのが私のライブを観た感想。

 先に感想を書いちゃったけど、時を戻して、さて開演。
 『マクロスF ギャラクシーツアー FINAL こんなサービスめったにしないんだからね in ブドーカン☆ (以下、葡萄缶)』の時同様、今回はエキセドル参謀がスクリーンに登場しての前説が始まる。
 「デカルチャー」「デカルチャー」「ヤックデカルチャー」

 そしてスクリーンに映し出されたのが『射手座☆午後九時 Don't be late』のジャケットイラスト(笑)。…まさか!?ヤバい!!正直焦った。
 トップバッターは部長だった。おいおいおい!いきなり部長出ちゃった!!トップバッターかよ!最初に出ちゃったら後半観るモノ無くなるじゃん!
 一応ピンクのサイリウムは光らせて用意していたんだが、いきなり出て来てコレがくるとは思っていなかったんで、慌ててウルトラオレンジ(UO)を引っ張り出し持ち替えて応援。
 お次もまたUO曲『射手座☆午後九時 Don't be late』。うわぁ、私の目的が初っ端からどんどん消化されている
 その後は劇場版での新曲『pink monsoon』を披露。しかし新曲だったのでUOはおろか、サイリウムを振る奴さえもまばらだった気がする。

 部長が退場すると代わってまめぐ氏が登場し、いきなり新曲の『そうだよ』を歌い、続けて「どくんどくんどくん」でお馴染み『アナタノオト』、「キラッ☆」でお馴染み『星間飛行』。…今回は何事もなくとりあえず良かった。

 さてお次は…という所でバックバンドが『Happy Birthday』を演奏し、ポッカーンと部長の姿がスポットライトで照らされた。スクリーンにも「Happy Birthday」の文字。
 そう、今日で10代最後のライブとなり、21日に20歳を迎える部長を祝うサプライズ企画だったのだ。
 しかも何と遠藤綾氏がバースデイケーキならぬ巨大たい焼きと共にサプライズで登場。涙を浮かべ感極まった部長のコメントに客席からも「おめでとう」コール。

 そんなサプライズ企画が終わり遠藤氏が退場した後、ステージに残ったまめぐ氏が「次の大切な曲、一緒に歌ってもいいですか?」…咄嗟に私の脳裏に葡萄缶でのアレがよぎる。…それはやめろ。
 2人での『ダイアモンド クレバス』。案の定、歌の後半まめぐ氏に危うい場面があった。…ったくもう…。
 ――あ、そういえば何か開演前に喫煙室で前日も来たファンの会話がチラッと聞こえたんだが、初日でまめぐ氏は既に失敗をやらかしていたみたいだな
 それはともかく、それに続けて『トライアングラー (fight on stage)』とくればもう分かる。次は『ライオン』だ。『トライアングラー』が終わった後すぐにUOを開封してそれに臨んだ。
 そして、2人は退場して『マクロスF』パートが終わり、私の目的は終わった

 お次に出てきたのが飯島真理氏。
 またしても先に書いちゃうと、飯島氏パートは盛り上がらなかった。尤も盛り上がるような曲を歌う人ではないのではあるのだが。
 私は『マクロスF』以外の楽曲は殆ど詳しくないのだが、それにしても飯島氏のパートがやたらと長く感じ、何かおかしい事は何となくわかった。…何か作品と関係無い曲まで歌ってないだろうか?
 …実際、帰宅後にネットでセットリストを調べたらやはりそうだった。こういう事をやる飯島氏はやはり曲者だな

 ――時間を少し戻して。
 部長達が退場した後、スクリーンには初代『超時空要塞マクロス』のオープニング映像が流された。…何この演出。ここまでして本人出て来て歌ったりせんのか。(注・オリジナルを歌っていた藤原誠氏は既に他界)
 …アニメロサマーライブ2009での初音ミクパートもそうだったが、スクリーン映像に向かってサイリウムを振るという、なんという滑稽な光景…なんかダジャレっぽくなってしまったが。
 続いて『小白竜(シャオパイロン)』、『愛は流れる』と、再び劇場版(またはテレビ版本編)を編集した映像が流された。…ちょっと待て、飯島氏がいるのになんで(生で)歌わねーの?
 遂に本人が登場するが、先に述べた作品とは全く関係の無いオリジナル曲3曲を歌い終えた後、ようやく『私の彼はパイロット』『0-G Love』と歌うが、何故か原曲ではなくアレンジバージョンだった為、観客がイマイチノれずに置いてきぼり状態(あくまで私見)。続いて2曲歌ったが知らない曲だしよく覚えていない。
 その後ステージにピアノが登場し、飯島氏はその前に座る。
 途中、会場からは「真理さーん!」「ミンメーイ!」コール。…おいおい。私は「ミンメイ」コールした奴等に対していかがなものかと思っていた。「ミンメイ」コールした奴等は若者層(それも女性)っぽかったので単なる無知か。ま、飯島氏も笑って「真理です、ミンメイです」みたいな感じで答えてたんでまぁいいけど。…分からない方はWikipedia等で飯島氏を調べて頂きたい。
 そして、腰掛けた飯島氏は突然涙を流しながら何かについて語りだした。が、しかし観客達は「??????????」と理解不能状態。
 飯島氏は何の事か説明もせず自分の意見しか言わなかったので、私も初めは何の事やらサッパリだったが、サラッと「加藤さん」と言った事から、つい先日自殺した加藤和彦氏(『愛・おぼえていますか』の作曲者。他にも『あの素晴らしい愛をもう一度』、『帰ってきたヨッパライ』等)の死についてのコメントと把握したが、あの場で理解できた観客はどれだけいたのだろうか。
 そうして会場を巻き込んでの『愛・おぼえていますか』大合唱を終え、飯島氏は退場した。
 「真理さーん!」「ミンメーイ!」…だからミンメイコールは止めてさしあげろって!

 飯島氏退場後、スクリーンには『マクロスプラス』の映像が流れた。…薄々気付いてはいたが、やっぱ来ない訳はないよな。
 という訳で予想通り新居昭乃氏が登場して『VOICES』を披露。…『wanna be an angel』は知らん。当時は「コイツもまた関係ない曲歌ってんな」と思っていたが、一応作品と関連ある曲だったのね。
 最後に今度どこかでライブするらしいとの告知。 告知乙!。そう叫びたかったけど止めておいた。

 会場暗転後、飯島氏パートの冒頭と同じようにスクリーンには『マクロス7』オープニング映像が流された。
 FIRE BOMBERパートの到来に、会場内は再び息を吹き返した。
 私はFIRE BOMBERに全く興味が無いので、全く曲を知らずノりようがなかったが、初めはとりあえず知ったかぶり(笑)で赤いサイリウムをテキトーに振っていた。
 それにしてもカジウラ氏の歌声が演奏にかき消されて全く聞こえない。…ま、興味が無いんでどーでもよかったけど。
 そして数曲歌った後の『MY FRIENDS』を演奏中、突如カジウラ氏が歌うのを止めた。どうやら歌詞が飛んだらしい。福山氏が「お前ら2回も聴けてラッキーだな!」みたいな事を言いつつ、再び最初から演奏が始まる。
 ………イラッ☆
 …と、ランカ風に書いてみたけど、2人に全く興味が無かったせいかホントにちょっとイラッとした。はっきりと覚えてないが、確か『May'n Act』でゲスト登場した時も福山氏は何かやらかして同じような事言わなかったっけか?3階席から手にしているサイリウムを思いっきり投げてやろうかと思った。もう部長の出番は終わってるんだし退場しても構わんと思ってたし。…ま、大人なんで絶対やらないけどね。
 続いては福山氏がアコースティックギターを手にソロで『REMEMBER 16』。…間奏に入ったところで福山氏からボソッと一言「拍手止めろ」……ハァ!?
 …もういい。ともかくこれで私は完全にシラけた。座席に腰掛け、使い終わったサイリウムを片付けて、さっきからもう退屈で眠たかったのでそのまま居眠りしてしまった

 ――いやぁ良く寝れた。そして目を覚ましたらちょうど林延年(現・神奈延年)氏と櫻井智氏が登場した。…櫻井氏か、懐かしいなぁ。今何やってんだろ?…と思いつつ、そのまままたもやうたた寝

 ――再び目を開けると4人が退場するところだった。そして、会場は暗転、観客からはアンコールの声援が始まった。
 「―もういいや。帰るなら今だ」咄嗟にそう思った私はここで生まれて初めてのライブを途中退席。
 事前情報で部長が参加して『突撃ラブハート』のコラボが再びあるらしい事は知っており、帰る途中、会場からの音漏れで聴こえていたが、もはやそんなものはどうでも良かった。
 客席に座って一人シラけているのも周りに悪いし(今更もう遅いけど)、興味が無くなったのなら駅が混む前にさっさと帰った方が良い。
 会場外に出ると、早々と出て来た私を、物販ブースに並んだ数人の客が一斉にこちらを見ていたが、それを横目に私は早足で駅へ向かったのだった。

<18日セットリスト>

『マクロスF』パート
May'n
1. ノーザンクロス
2. 射手座☆午後九時 Don't be late
3. pink monsoon

中島愛
4. そうだよ
5. アナタノオト
6. 星間飛行

May'n, 中島愛
7. ダイアモンド クレバス
8. トライアングラー (fight on stage)
9. ライオン

飯島真理パート
映像のみ
 ・マクロス / 藤原誠
 ・小白竜
 ・愛は流れる

10. Echo
11. Suki To Ienai
12. Like Never Before

13. 私の彼はパイロット (アレンジバージョン)
14. 0-G Love (アレンジバージョン)
15. シンデレラ
16. ランナー
17. 愛・おぼえていますか(ピアノアレンジ)

スペシャルゲスト・新居昭乃
18. VOICES
19. wanna be an angel

FIRE BOMBERパート
『マクロス7』オープニング映像
・SEVENTH MOON

20. PLANET DANCE
21. Burning Fire
22. MY FRIENDS
23. REMEMBER 16 (Acoustic Version)
24. PILLOW DREAM
25. 弾丸ソウル
26. Dynamite Exprossion
27. Angel Voice
28. HOLY LONELY NIGHT

29. LIGHT THE LIGHT / FIRE BOMBER, 神奈延年, 櫻井智

アンコール 1
30. 突撃ラブハート -A.D.2060- / FIRE BOMBER, May'n

アンコール 2
31. 天使の絵の具 (ピアノアレンジ) / 飯島真理, 中島愛
32. 息をしてる 感じている / 飯島真理, FIRE BOMBER, May'n, 中島愛

<おまけ・17日セットリスト>
 (変更部分のみ抜粋)

May'n, 中島愛
7. What 'bout my star?@Formo

スペシャルゲスト・笠原弘子
18. もういちど Love you

FIRE BOMBERパート
19. PLANET DANCE
20. Burning Fire
21. MY FRIENDS
22. MY SOUL FOR YOU
23. 君に届け→
24. 弾丸ソウル
(以下同じ)

 前もって前日のセットリスト知っていたらもっと早く帰ってた。調べとくんだった。
 いずれにしても、無理してオークションで17日のチケットも取らなくて良かったとホント思った。

 ――あ、そうそう。葡萄缶同様、今回カメラがバッチリ入ってたんで映像化されるハズですよ。『MY FRIENDS』をわざわざやり直した事だしね。行けなかった方はご期待下さい。

  

マクロスF ギャラクシーツアー FINAL in ブドーカン

  • メーカー:バンダイビジュアル
  • 発売日:2009/11/27
  • メディア:Blu-ray
 

マクロスF ギャラクシーツアーFINAL in ブドーカン

  • メーカー:バンダイビジュアル
  • 発売日:2009/10/30
  • メディア:DVD-Video
 

<関連サイト>
『SANKYO presents MACROSS CROSSOVER Live A.D.2009×45×59 @Makuhari Messe』公式サイト

(2011年3月8日 記事修正)
(2018年9月19日 記事修正)
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(2020年12月14日 記事修正)