2008/12/10

『オトメディウスG(ゴージャス!)』


▲ 下から画像がスクロールしてくるだけのタイトル画面。昔のFamicomゲームかよ(笑)。
© 2008 Konami Digital Entertainment

 『オトメディウスG(ゴージャス!)』を購入した…いや、して"しまった"。
 当然ながら初回限定付録の"聖グラディウス学園の制服ver.亜乃亜"のダウンロードカード目当てだったが、コレってパッケージ内に同梱じゃなかったんだ。…そう言えば『THE IDOLM@STER Live For You!』もそうだったなぁ。早くそれに気付いていれば(店員とかに確認しておけば)こんなモノ買わなかったのに…。
 …とはいえ封を開けちゃったので返品する訳にもいかず(コラコラ)、仕方なくプレイ開始。

 …そして当然ながらすぐに愕然とする。……な、何だコレは。画面からヒシヒシと伝わる『グラディウス』でもない『パロディウス』でもないこの異様なヌルさ。いや、ゲームが難しいとか易しいとかの問題ではない。雰囲気がヌルい。いや、発売前からArcade版とかXbox 360版のスクリーンショットを見ていたから予め分かってはいたのだが、それにしても想像以上にショボい。ホントにXbox 360のフルプライスゲームなのかコレは。
 キャラクターや背景は色彩がどギツく、陰影をあまり付けていないせいで画面がのっぺりとしている。ハイデフにしたが、単に画面が広くなっただけなのでキャラクターは小さく迫力に欠けるし、スコア表示やパワーゲージも画面の上下隅に小さくチョコンとあるだけなので画面が非常に貧相になってしまった。また、それに伴い敵弾が小さ(細か)くしかも背景に溶け込んでしまうので、非常に見難い。小型のテレビ、特に旧来のアナログテレビでは非常にプレイし辛い(字が読めない、ウェポンセレクト画面が見難い)。
 従来の『パロディウス』シリーズの系列としても、『グラディウス』シリーズのパロディゲームとして見ても、あまりにも面白くないステージ構成とか、ウェポンも種類が多い割にクセがありすぎて結局快適(爽快)にプレイできるモノが数えるほどしかなく、実は通常弾で敵に接近してYボタン自動連射させた方が強かったりする(弱点が小さく大袈裟?な武器だと全く当たらない)とか、何か基本的な箇所からつまらなくてよく訳の分からんゲームになった。今や同人ゲームでもこれよりも完成度が高いものが結構出ているというのに、商業ソフトで、しかも最大手のメーカーでこのレベルの低さ。
 肝心の家庭用オリジナルであるゴージャスモードにしても、ただ単に連結しただけで何の面白味もなく、結局ただのオマケモードみたい。あと試しにLiveモードのCO-OPに乱入したらステージ途中に放り出され、パワーアップもままならないまま速攻で死亡、他のプレイヤーも死亡してものの数分でゲームオーバー。…何だコレは。

 それにそもそもなんだこのプレイヤーキャラ達は。何だこの全くもって意味不明な世界観やストーリーは。…つーかなんでマドカは國府田マリ子じゃないの?ツインビー達もそうだが。『ツインビーパラダイス』のメンツはどーした?(年齢がバレるな)
 何かこういうのに付いていけなくなった私も歳をとったという事なのかな?

 『ファミ通Xbox 360』も、こういうゲームに高評価を付けて褒め称えるなんて大した事無いな。今更だけど。
 さて、実績ポイント取ってさっさと手放すか。

オトメディウスG(ゴージャス!)

  • メーカー:コナミデジタルエンタテインメント
  • 発売日:2008/11/20
  • 対応機種:Xbox 360
 

<関連サイト>
『オトメディウスG(ゴージャス!)』 公式サイト

(2009年2月20日 記事修正)
(2018年11月30日 記事修正)