2009/04/06

中島愛 スプリングイベント2009 ~まめぐだワッショイ!春祭 in 赤坂ブリッツ~

 まめぐ氏こと中島愛氏のイベント『中島愛 スプリングイベント2009 ~まめぐだワッショイ!春祭 in 赤坂ブリッツ~』へ行ってきた。
 …のだが、個人的にはとても消化不良…残念なイベントとなってしまい、申し訳ないが今回は少々毒づいた内容となっているので、熱烈なまめぐ氏ファンの方々等は読まない方が良いかも。今すぐ他のサイトに移動するか、ブラウザを閉じましょう。

 …前置きも済んだ事だし、ここからは率直な感想、書きたい事を書くぞ。
 今回物販には特に興味も無かったし資金も無かったので、いつものように始発ではなく、夕方に着くように出発した。…しかし早速乗り込んだ総武本線がダイヤの乱れを起こしていた。…最初からなんという波乱。嫌な予感がした…と、少し大袈裟に書いたが実際には乗り換えをスムーズに行って、当初の予定通り夕方5時頃に現地に到着した。
 赤坂ブリッツ前では当然ながら物販の列や、入場待ちをしている特にやる事も無い人達や、May'n部長のライブ(『May'n CONCERT TOUR 2009 「May'n Act」』)でも遭遇した、観客らに自前の色紙に寄せ書きを求める、通称「色紙男(筆者命名)」達がいたが、今回はMay'n部長の時のようなレアなアイテムは無かったせいもあって、物販の列もその周囲の様子も穏かであった。私も特にやる事は無かったので、周囲の様子を伺った後に前回と同様、近くにあるマクドナルドに移動し、しばしタバコを一服して30分程時間潰しをしてまた戻ってみると、やはり徐々にブリッツ周辺が入場を待つ人込みで賑やかになってきていた。
 結局、客入れ時間が迫る頃にはMay'n部長の時並みに周囲は人混みで埋め尽くされた。私個人の感想としては…正直予想以上に人集まったな…。まめぐ氏も意外と人気あるんだな(失礼)…と。それでいて結構ファン層も広い。やっぱこのテのファンてキモヲタ系が多いかと思いがちだが、今時のキャピキャピした女の子(表現が古い?)とかもいたりして個人的には結構驚きだった。


▲ 午後5時頃の様子

 ところで今回、何とCD購入者キャンペーンの「あなたにありがとう!イベントご招待キャンペーン」にも当選し、その招待ハガキが来ていた。整理番号は「61」。一般チケットの整理番号「1004」に比べたら、これはさぞかし良い場所に着けるのではないかなと期待し、ドリンク代500円も浮く事だし、私は何の疑いもせずに階段の一番上、赤坂ACTシアター入り口前にあった招待者達の整列ゾーンで待機し、階下の一般客らの人混みを見つめてながら待っていた。一般チケットも購入してあったのだが、ハガキが来たのが数日前だったので譲渡させるような時間もなく、一般チケットは紙クズと化した…あ、いや、現場には一応両方とも持って行ったのだが。
 …しかし、まさかこの決断がこのような結果の要因の一つになるとは誰が想像できたであろうか。

 スタッフ達が招待者達を整列させ、階下でも客入れの整理が始まった。
 ところが、である。私達招待者が整列して待機している間に、階下では一般客の客入れが始まっていた。あ、女性限定エリアの「桃組」の連中の後なのかな…と思っていたら、そうではなく「桃組」そして「一般」と同時に客入れを行っている。……え?え?え?何コレ?私達いつ入れんの?(注1)そうこうする内にもどんどん客入れは進み、階下は穏やかになっていく中、一向に私ら招待者達を入れさせようとはしない。スタッフが招待者の身分確認をしながら、招待ハガキを回収し、チケットそしてドリンク券とを交換し始めた。そして渡された新たなチケットの整理番号は…「961」。…あ、もしかして2階の指定席なのかな…?そうかそうか…。
 そしてブリッツ周辺も一般客の入場もほぼ終わってすっかり元の穏やかさを取り戻した頃、ようやく私達が入り口へと誘導された。…が、しかし期待に反しスタッフは特に2階席に誘導するような事は何も言わない。そこでようやく確信する………これは…やっちまった。ドリンク代500円をケチったばかりにこんな目に……。テンションはすっかり落ち込む。
 ちなみに今回のイベントでは、私達CDキャンペーンの招待者の他に、着うたサイト『レコチョク』で、先行配信した際にダウンロードした人の中から選ばれた20名もイベントに招待されていたのだが……てか何でさ『レコチョク』招待者は、一般客入場前から関係者入り口から最優先で入れて、CDでの招待者は一般客入れた後で一番最後なんだよ!!!!チラッと見たが、私らCD招待者のハガキは白黒印刷だったのに『レコチョク』招待者はカラーだったし、なにこの待遇の違い。着うたダウンロードして招待された奴らがそんなに偉いのか?
 そんなちょっとした怒りを募らせながら後悔しても時既に遅し。仕方なく私もロッカーに荷物を預け、ドリンクも先に飲んで開演およそ5分前に立見フロア入り。入る前から分かっていたが、当然ながらフロアは人混みで埋め尽くされており、後ろの客もまだいる事だしフロア後方へと潜り込んでいくしかなかった。…よくよく考えたらここで入り口付近で無理矢理場所を取って粘っておけばよかったんだな。

 なにはともあれライブを楽しむしかない。
 会場内にお囃子のような和風なBGMが流れる中、ライブ開始時間の午後7時となったが……始まる気配がない。…まぁ、多少時間に遅れるってのもよくある話だしな。

 …。
 ……。
 ………。
 …………。
 ……………。
 …一向に始まる気配を見せない。BGMがフェードアウトして途切れる度に、観客は「始まるか」と期待し静まり返る。がしかし始まらない。思わず溜め息がこぼれる。

 会場が暗くなり、まめぐ氏が登場したのは、徐々に観客達も苛立ち始めた15分後。…あれ?“ももいろクローバー”と“クリィミー・パフェ”の全座があるんじゃなかったっけ?(注2)…別に観たかった訳じゃないが。
 1曲目は『Shining On』。早速コレきたか!よし!合いの手やんぞ!…サイリウムも光らせて、
まめぐ氏「しゃいにおん!
私「しゃ………」
 ……と気合い入れて腕を振り上げようとしたが………周囲を見ると…冷めてる。静観している。
 え?え?え?え?え?やらないの?
 愕然とした。フロア前方と後方で明らかに温度差がある…。小心者なので周りがやってくれないとなかなか私もやりにくかったが、それでも静観するのはつまらんのでやや控えめではあるが何とか合いの手はやった。
 続けて『星間飛行』や、ちょっとしたトークも入れたところでようやく私の周囲も段々と盛り上がってきはした。ただやっぱり「キラッ☆」とかやんねーんだよな。
 ところでステージ上を見ると、何と生意気にもクレーンカメラがステージ左からニョキっと生えていた(?)。おいおいおいおい部長の時はそんなの無かったぞ!!なんだこの待遇!!これがスターダストプロモーションの力か!!!!!!(バカ)

<セットリスト>

・Shining On
・星間飛行
MC1
・Be MYSELF
 (“クリィミー・パフェ”と“ももいろクローバー”がバックダンサーで登場)
・パイン

MC2
 (鷲崎健氏が登場、だらだらトークを繰り広げた後、まめぐ氏におニャン子クラブに関するクイズを出題。不正解の場合「微妙に恥ずかしい台詞」を言う罰ゲーム。)
 (チケット整理番号によるプレゼント抽選会)

・What 'bout my star? @Formo

スクリーンで、某ゲームセンターでロケした「少し早い チーム中島愛 体育祭」と称した映像を上映

・ねこ日記 (ピアノ生演奏)
MC3
 (ピアノ奏者、バイオリン奏者紹介)
・ノスタルジア(ピアノとバイオリン生演奏)
・天使の絵の具

アンコール
・天使になりたい
MC4
・ノスタルジア
MC5
・Shining On

 …まぁ色々ありましたが……あのさ、鷲崎健氏とのMCとか、だらだら映像上映とか、正直立ち見しているの辛かったんですけど。DVDで出るんならそれで観れば十分だったよ。

 ところで、ピアノとバイオリン生演奏を導入しての1回目の『ノスタルジア』。ここでまめぐ氏またやっちまった。冒頭の歌詞がすっ飛んだ。客席からは「頑張れ」コール。
 実は『マクロスF』の武道館ライブでも大ラスト、May'n部長とまめぐ氏のデュエットによる『ダイアモンド クレバス』で、2人がデュエットする部分で歌詞を間違え(確かまめぐ氏が2番のサビ部分で1番のサビと間違えた)、観客をドン引きさせた(注3)のだが、またしても、である。まぁ、こんなハプニングも生のライブならでは…なのか。このイベントの様子がDVDとして発売されるのだが…果たしてこのすっ飛んだ様子も収録されるのだろうか。

 ちなみに、これまで行われたソロイベント「中島愛インストアイベント まめCa Festa in 秋葉原」(2008年11月9日)、そして『中島愛クリスマスイベント2008 ~じゃないか同盟の皆さん!あと7日で2009年っ!カウントダウンスペシャル!~』(2008年12月24日)と、私はニコニコ動画の生中継で観させてもらったが、あの時は1曲目から息切れしてしまっててまともに歌えていないってどうなんだよ、と思っていた。あれからの成長振りを見てみたくて、実は今回のイベントに参加してみたのだが、あれらに比べたら今回は歌唱レベルも上がってはいるが、正直なところまだまだ歌手として未熟な感じが拭えない(…“ある意味”完成されたMay'n部長のライ部を何回も見て来てしまったからかもしれないが)。この日にまめぐ氏から発表された「夏にツアーやります」っても期待薄くて次のサマーツアーは申し訳ないが行く気になれないな。ましてや今回みたいに突っ立ったままダラダラトークやビデオ見せられるのも辛いし。こういう内容なんだったら今度からは座席のある会場にして下さい。

 …と、かなり毒づいちゃったけど別にまめぐ氏の事嫌いな訳じゃないからね。…って説得力無い?

<注釈>
(注1) 実は並んでいる最中、私と同じように一般と招待券を持っていた人が係員に「どちらが良いか」と訊ねる人が何人かいた事はいた。
(注2) 他の参加者のブログを見たら、どうも開演時間前…客入れ途中でやったようだ。
(注3) これはあくまで私個人の見解ですので、誤解していたらすみません。

ノスタルジア(DVD付)

  • メーカー:flying DOG
  • 発売日:2009/03/11
  • メディア:CD
 

<関連サイト>
中島愛 公式サイト

(2009年5月14日 記事修正)
(2018年9月21日 記事修正)
(2018年11月30日 記事修正)
(2020年12月13日 記事修正)
(2023年2月11日 記事修正)