2004/09/02

PC-Engineの思い出 (6) - 『真怨霊戦記』

『真怨霊戦記』
SUPER CD-ROM2 / 1995年9月22日発売 / フジコム

原作のPC-9801版

(C)1995 フジコム
(C) ソフトスタジオWING

 1988年にスタジオWINGがPC-9801で発売したホラーアドベンチャーゲーム『怨霊戦記』のリメイク版。
 原作のPC-9801版は、当時「ホントに怖い」と言わせた程の名作だったが、PC-Engine版ではキャラクターやイベントのグラフィックは取り込み画像になり迫力が増した。
 ただ、マシンの表示性能のせいで画像は荒いが、それが結果として独特の雰囲気を作り上げている。背景は3DCGで描かれ、また、怨霊が出現する際等のシーンにはモーフィングアニメーションで怨霊達の雰囲気を更に盛り上げる。
 シナリオも面白く、後半のあるイベントから舞台である宮寺(みやじ)市が、だんだん怨霊に占領されていく様子はまさに壮絶である。
 また、PC-Engineのゲームには珍しく、内蔵音源(PSG音源)が使われていないのも特徴の一つである。

 だが、本作はメッセージの誤字脱字やバグがかなり多く「ソフト自体が怨霊にとり憑かれているのか?」と思わせるくらい(笑)。これによってゲームソフトとしての完成度を大幅に下げてしまっているのが残念で仕方ないが、それを我慢してもプレイしてみる価値はあるので、PC-Engineを持っている人は是非探し出して楽しんで見て欲しい。

 なお、本作の発売後にWindowsでも同名のソフトが発売されたが、こちらはアドベンチャーゲームではなくサウンドノベルになっており、シナリオは同じだがPC-Engine版とは異なる作品になっている。

真怨霊戦記

  • 出版社/メーカー:フジコム
  • 発売日:1991/12/13
  • メディア:SUPER CD-ROM2
 

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